今日はいかに「自然の風を利用して快適な家、快適な温度環境を実現するか」
についてお話したいと思います。
エアコンや空調器具の冷風はどうしても「冷え」を感じてしまいますが、
自然の風は、体にも優しく、ふんわ~りとそよぐ風は、
とても心地よく、穏やかな気持ちになります。
家の中も快適に、そして人の心も心地良くさせてくれる「自然の風」を取り込むには
どうすればいいか考えてみましょう!!!
全方位通風を実現
LDKでは「全方位通風」となるよう設計します。
自然の風を取り入れるためには「入口」と「出口」が必要です。
方位の異なる面に「入口」と「出口」を設けておくと、
部屋の中を風が通り抜け、空気が循環します。
色々な方向からふく風をどうやって捉えて、どのように流すのか?
風の流れをイメージして、それをカタチにする設計力が必要です。
立体的に風を通す
吹き抜けや階段などを利用すると、その高低差によって縦方向の
空気の流れを作り出すことができます。
暑い空気は上昇していくので、2階のできるだけ高いところに窓を設けておくと、
下の方から取り込んだ空気や溜まった熱を窓から排出させることができ、
家の中を涼しくさせるのに効果的です。
◆窓を利用したウインドキャッチャー
◆袖壁を利用したウインドキャッチャー
ベーシックな引戸では、壁に平行して吹いてくる風を部屋の中へ取り込むことができませんが、
そうした風をとらえて、部屋の中へうまく風を取り込むのがウインドキャッチャーの役割です。
卓越風向を知る
自然風を利用する場合「風が吹いてくる方向」を知っておくことが、とても重要です。
風向きや、風の強さ、風が吹く時間帯などは地域によって違っています。
季節によっても変わり、1日のうちでも朝、夕、夜、時間帯によっても違います。
この、風が吹いてくる方向を知るには卓越風を調べるとわかります。
環境庁のホームページで、全国の卓越風のデータを見ることができるので、
ぜひ一度確認してみてください。
いつ、どんな風が吹いているかを知ることは、快適な家づくりへの一歩です。
敷地周辺に住む人に、実際に聞いてみるのも有力なヒントを得られるかもしれません。
前回の「快適な温度環境を実現する、設計力」②日射遮蔽 でもご紹介しましたが、
窓から入ってくる熱い日射を遮るための緑化計画、樹木や庭に芝を植えることは、
家に入ってくる風の温度を下げることにも繋がってきます。
セイコーハウジングでは、自然のエネルギーを利用したエコで快適な暮らしを目指しています。
「徳島の気候を活かした、快適でエコな家づくりは、ぜひ弊社にお任せください!
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