『収納』って、どう考える!?
「収納を考える」とは言っても……僕は整理整頓が苦手です。
そんな僕が「収納」について語るのはおこがましいなと思ってしまいますが、
これまでの建築・設計に携わってきた経験をもとにお話したいと思います。
お客様と打合せを進めていくために、まず、玄関、リビング、キッチンなどのレイアウトを計画し堤案をします。
そして「どこに収納スペースを確保するか」ということも考えながら打ち合わせを進めていきます。
ただ「収納スペースを確保する」それだけでOKかと言うと、実はそうではありません。
各部屋によって違ってくる、本当に使える収納って?
前回のブログ記事「整理整頓ができる、玄関収納を考えよう!」にてお話したように、
玄関では玄関で必要なモノがあります。
例えば、ベビーカーをリビングに置くなんてことはありませんよね… すみません!極端すぎました(笑)
〇リビングでは…各種リモコン、文房具、本や雑誌、書類、インテリアの小物etc
〇キッチンでは…調理器具、おやつ&食品ストック、水筒やお弁当箱、ラップや袋、レシピ本etc
〇洗面室では…タオル類、洗剤類、メイク用品、衣類、掃除道具、洗濯カゴやグッズetc
というように、
その場その場で必要不可欠なものがあり、それらを置いておく収納スペースが必要になります。
そして、その収納場所をどのように整理するか!?ここが大切だと思っています。
私は、打ち合わせを進めていく中で、収納の1例として、
このように、実際の収納されたイメージ画像を作成して、お客様にご覧頂いています。
いくら収納スペースを作っていても、
上へ上へ、奥へ奥へと重ねたり積み上げていくような使い方になるのでは、
残念ながら、収納スペースがうまく活用できていません。
そうならないためにも、具体的にイメージすることはとても大切です。
収納は、経費削減にもつながる!
ある本に「モノを整理すると、どんな効果があるか」という質問のページがありました。
例えば、1日5分間、家族4人が探し物をすれば、
5分☓4人☓200日÷60分=66.6時間
時給1000円として、1000円☓66.6時間=66,600円となります。
こんなことを考えると、整理整頓をする方が
「貯金するより節約になるかも!?」と思ってしまいます。
そして、探している時のストレスって半端ではないですよね。
モノを整理すると、
①時間効果
②経済的効果
③精神的効果
以上の3つ効果があると、記載されていました。
本当に、その通りだと思います。
引出しを開けると、目的のモノがすぐに取り出せる。
棚をみると、必要なものがすぐに見つかる。
便利で快適に、整理整頓がスムーズにできる収納を考えて、プラン作りに採り入れていきましょう!!!
≪参考文献≫
整理収納アドバイザー公式テキスト 「一番わかりやすい整理入門」
まとめ
収納スペースをただ確保するだけでなく、
「サッと取り出せて、パッと見てすぐわかる」ように、
収納スペースを、整理整頓して、どう活用するかを考えておくことが大切です。
そうすれば、本当に使える収納が可能になると思います。
例えば、
掃除機や体重計、常備薬などはどこに置いておきたいですか?
こんな感じで、具体的に考えていくとスムーズかもしれません。
今回は収納を考えてみましたが、
その他住まいに関する気になることは、何でもお気軽にご相談ください。
☆スペシャルサポート☆
インテリア担当:吉永