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コスパ最強!?暮らしに合わせた【部分リノベ】という選択

リノベーションの考え方が変わる!?

 

「リノベーションには興味がある。でも、費用を考えると現実的じゃないかも...」

 

そんなふうに、「リノベーション=家全体を大掛かりに工事するもの」というイメージから、早々に諦めてしまう方は少なくありません。

 

でも実は、家全体を新しくすることだけが、リノベーションの“正解”ではありません。

 

普段よく使う場所や、これからも長く過ごしたい場所に絞って、断熱や耐震性能を整える【部分リノベーション】という方法があります。

 

工事する範囲を必要な場所に絞ることで、費用をできるだけ抑えながら、寒さ・暑さや暮らしにくさを改善し、毎日の快適さを大きく変えることができます。

 

実際に弊社からご提案したお客様からも、「リノベーションは無理だと思っていたけれど、これならやってみたい!」というお声をいただくことがあります。

 

今回は、そんな【部分リノベーション】の考え方と、実際の施工事例をご紹介していきます。

 

「今の家をもっと快適にしたい。でも、大掛かりなリノベーションまでは難しいかも。」そんな方にこそ、ぜひ知っていただきたい選択肢です。

 

◎フルリノベだけが正解、というわけではない?

 家づくりの相談を受けていると、「リノベするなら、全部きれいにしないといけないですもんね...」というお声に、何度も出会ってきました。

 

もちろん、家全体の性能を底上げできるなら、それに越したことはありません。

 

ただ、フルリノベーションをするには、建物の規模や工事内容によっては1,500万〜2,000万円ほどかかるケースもあります。

 

そこで私たちがご提案したいもう一つの選択肢が、生活の中心となる範囲だけをしっかり整える【部分リノベーション】という方法です。

 

◎私たちが大切にする【部分リノベーション】の考え方

部分リノベというと、キッチンやお風呂だけを新しい設備に取り換えたり、床や壁紙だけを張り替えたりする工事をイメージされる方も多いかもしれません。

 

私たちがご提案している部分リノベーションは、それとは少し違います。

 

リビング・ダイニング・キッチン、寝室、洗面・脱衣室、トイレ、そしてそれらをつなぐ廊下など、普段の生活動線をひとつのまとまりとして捉え、その範囲の断熱性を改善していく、という考え方です。もちろん、耐震性能はその時に必ず改修していくという風に考えています。

 

実際にお客様のお話を伺うと、すべての部屋を同じように使い続けているご家庭ばかりではありません。子どもが独立して2階をほとんど使わなくなった、法事のときにしか開けない和室がある、というお宅も案外多いものです。

 

また、リビング、廊下との温度差が大きければ、せっかくリノベしたのに暮らしの中で十分な快適さを感じにくいこともよくあります。だからこそ、まずはお客様が家の中でどのように生活し、どの空間で長く過ごしているのかを丁寧にお伺いすることが、部分リノベではとても大切になってきます。

 

その生活動線に沿って、本当に必要な範囲を整えることで、限られた範囲のリノベーションであっても、快適性や安心感の向上を、暮らしの中でしっかりと実感していただけます。

 

◎部分リノベーションのメリットとは?

 一番分かりやすいのは、費用を抑えやすいという点です。使用頻度の低い部屋を工事の対象から外し、本当に必要な場所へ予算を集中できるからです。

 

例えば、一番長く過ごすリビングをしっかり断熱すれば、夏の暑さや冬の寒さがぐっと軽減されます。加えて洗面・脱衣室やトイレ、そこへ続く廊下まで断熱の範囲に含めておくと、冬場の急な温度差も抑えやすくなります。

 

また工事範囲が限られる分、工期を短縮しやすく、内容によっては住みながら工事を進められることもあります。

 

◎部分リノベーションで後悔しないために

 部分リノベーションを考えるときに大事なのは、「どこを工事するか」だけでなく、「どこを工事しないか」を整理することです。

 

今、毎日使っている部屋はどこか。これから何年、どんな暮らしをしていきたいか。生活動線をどの範囲で完結させられるか。使わなくなった部屋、これから使わなくなりそうな部屋はどこか。こうしたことを一つひとつ整理していくと、自然と「本当に手を入れるべき場所」が見えてきます。

 

すべてを新しくするのではなく、これからの暮らしに必要な範囲を見極めること。これが、部分リノベーションの基本的な考え方です。

 

特に、お子さんが独立された世代や、リタイア後のご夫婦にとっては、家全体を改修するよりも、これから使う生活範囲に絞る方が合理的な場合も多いように感じます。

 

反対に、これから長く家全体を使う予定のある子育て世代は、フルリノベーションも含めて検討された方がよいケースもあります。

 

◎「こんな暮らしがしたい」から見えてきた、部分リノベ実例

 以前弊社が手がけた、築38年の住宅の部分リノベの施工事例をご紹介します。定年退職を機に、都会暮らしから実家に戻ってこられたご夫婦のお宅です。

 

◆施工前:外観 

部分リノベーション_外観

 

 実家に戻ってこられて最初の冬、日本家屋特有の寒さに驚いたそうです。使い勝手が悪くなってきたキッチン、2階にある寝室の上り下りのことも、気になり始めていたとのことでした。

  部分リノベ_施主様とミーティング

 

打ち合わせを重ねる中で見えてきたのは、これから歳を重ねていく暮らしを考えると、食事も就寝も団らんも、1階だけで完結させたいというご希望でした。

 

耐震改修は、実はお客様がもともと想定されていたものではありませんでしたが、今後の暮らしや耐震診断の内容、活用できる補助金についてお伝えしたところ、「それなら」と、あわせて実施することになったのです。専門的な視点だからこそ気づけることを、選択肢のひとつとしてお伝えできた場面でした。

 

最終的にリノベーションしたのは、耐震施工と1階のリビング・ダイニング・キッチンと主寝室、そして毎日使う洗面・脱衣室、トイレとそこへ続く廊下の断熱施工。使用頻度の低い2階や続き間は、工事の対象から外すことになりました。

 

もともとは玄関ホールと階段が大きく開かれ、家の奥まで空間がひとつながりになっている間取りでしたが、このままでは、せっかく暖めた空気が奥まで逃げてしまいます。

 

そこで建具を設けて生活範囲を区切り、その内側を断熱・気密性の高い空間としてまとめました。階段まわりは以前より少し狭くなりましたが、2階をほとんど使わない生活状況を踏まえると、日常の快適性を優先する方が理にかなっていると判断しました。

 

部分リノベーション_断熱 

◆改修前・後:1階間取り図(※断熱施工した範囲:間取りのオレンジ色で塗られた部分)

部分リノベーション_間取り

キッチンとリビングを隔てていた壁を取り払ったことで、料理をしながらでも家族との会話が弾むようになったそうです。窓の配置も工夫し、北側に広がる山の緑を室内から楽しめるようにしました。

 

工事期間中は、物干し場を使った仮設キッチンを用意するなど、住みながらの暮らしに配慮しながら進めていきました。

 

家具の移動や細かい要望にも現場のスタッフが柔軟に対応させていたこともあり「ワンチームで家を作ってもらった!」というお言葉をいただいたことは、今もとっても印象に残っています。

 

◆ 改修前:リビング

部分リノベーション_施工前

 

◆ 改修前:応接室

部分リノベーション_施工前_応接室

 

◆ 改修後:リビング 

部分リノベーション_施工後_リビング

改修後、最初の冬を迎えたお客様からは、以前は部屋ごとにストーブを使っていたのが、19畳のLDKでも12畳用のエアコン1台でしっかり暖まるようになった、というお話をうかがいました。

 

プロパンガスからオール電化への切り替えとあわせて、光熱費も抑えられているそうです。

 

◎ 活用できる補助制度について

 やはり、少しでも費用を抑えられたら嬉しいですよね?部分リノベーションでも、工事の内容によっては自治体や国の補助制度を活用できる場合があります。

 

例えば耐震改修については、徳島市が旧耐震基準で建てられた木造住宅を対象に、工事費用の一部を補助する制度を設けており、住宅や工事の条件によっては、費用負担を大きく軽減できる可能性もあります。

 

また、断熱改修にも、活用できる制度があります。

 

徳島県では、冷暖房エネルギーの削減が見込まれる断熱改修工事を対象に、対象経費の3分の1・上限40万円を補助する制度を設けています。あわせて、国が実施する開口部・躯体の断熱改修を対象とした支援策もあります。

 

ただし、対象となる住宅の条件(築年数や耐震性の有無など)や上限額は制度によって異なり、予算の上限に達すると受付期間内でも募集が終了することがあります。

 

また年度によって内容が変わることも多いので、「使いたかったのに間に合わなかった」ということのないよう、リノベを検討し始めた段階で一度、信頼できる工務店などに個別にご相談いただくのがおすすめです!

 

耐震・断熱、それぞれに使える制度をうまく組み合わせながら検討していただければと思います。

 

◎ まとめ

 「家全体を新しくすることだけが、リノベーションの正解ではありません。」

 

今の暮らしとこれからの暮らしを見つめ、本当に必要な場所に予算をかける。そのうえで、必要な範囲には断熱・気密・耐震をきちんと取り入れる。費用を抑えながら暮らしの質を高める、それが【部分リノベーション】の魅力です。

 

「うちの場合、どこまで工事すればいいんだろう?」

「補助金を活用しながらリノベーションをしてみたい」

「うちの家でもリノベできるの?」という方は、ぜひ一度セイコーハウジングまでお気軽にご相談ください。

 

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E-mail info@seikohousing.co.jp

 

 

【参考資料】

- 徳島市「徳島市既存木造住宅耐震化促進事業」 

- 徳島県「徳島県住まいの省エネ改修費補助金」 

- 国土交通省・経済産業省・環境省「みらいエコ住宅2026事業」

- 消費者庁「年末年始、高齢者の事故に注意しましょう!」(令和7年12月23日)