元木 康浩 自己紹介へ

「健康に暮らせる家」 冬に快適な家づくりとは?温度編

こんにちは、元木です!

今回は「健康に暮らせる家」について冬場に快適な家、夏場に快適な家
それぞれについてシリーズに分けてご紹介していきたいと思います。

前回までの「健康に暮らせる家」についての情報も合わせてチェックしてくださいね。

 

「健康に暮らせる家」

データで見る、住まいと健康 

冬場に潜む家の中のリスク

 

「冬に快適な家」とはどんな家?

それでは、寒い冬を快適に過ごせる家とは?どんな家でしょうか。

やはり、ぽかぽかと温もりが感じられる家、「寒くならない家」ではないでしょうか。

 

では、下の図をご覧ください。

AとBの家、どちら家が快適だと思いますか?

 

 

Aの家…室温25℃

Bの家…室温20℃

その他床や天井、壁の温度を見比べてみてください。

 

 

 

 

 

 

正解はBです。

 

家の中央部分の温度がBの家よりも5℃高い、Aの家の方が
暖かいのでは?と思う方がいらっしゃるかもしれません。

しかし、人が感じる「体感温度」を計算してみると、

Aの家…体感温度18℃

Bの家…体感温度19℃

となり、Bの家の方があたたかく感じるのです。

 

 

 

体感温度の計算式は上記の図の通りです。

部屋の温度と体感温度には、違いがあることを知っていただきたいと思います。

 

冬に寒くならない、家づくりの工夫

先ほどのクイズで、人が感じる快適さのポイントは「体感温度」にあるという点をご紹介しましたが、どうすれば寒くならない、快適な冬をおくることができるのでしょうか。そのキーワードは「断熱」にあります!

 

1断熱性能を良くする

断熱とは、屋根や床や壁から伝わる熱を遮って、寒さや暑さの影響を室内に伝わりにくくすることです。 
断熱性能が高い住宅は、冬の寒さが部屋に入ってくるのを防ぎ、小さなエネルギーで暖房器具を効率的にきかせることができ、温まった空気も逃がしません!

 

 

断熱を数値で見るには、Q値を確認してみましょう!

Q値とは、「どれくらい熱が逃げにくい家か」がひと目でわかる数値です。

断熱性能が高い家ほどQ値(熱損失)の数値は小さくなり、

Q値が小さい家=熱が逃げづらい家=冷暖房の効率がよく省エネ性能が高い家だということがわかります。

 

「快適な温度環境を実現する、設計力」①断熱編 もご覧ください。

 

 

南の日射を取り込む


断熱性が優れていれば、保温力も向上し家の中のあたたかさを逃がしません。
冬場の暖かさを得るには、南側の窓から太陽の熱を上手に取り込むのも1つの手段です。

 

断熱ガラスを使用する

断熱性能をUPさせるためには、窓の性能を見落としてはいけません。

窓から逃げていく室内の熱の割合は全体のうち40%以上あるといわれています。
だからこそ、窓の断熱も重要なのです。

 

リビングなどの南側の窓なら、冬は少しでも太陽の熱を取り込みたいものです。
しかし、夏場の日差しも気になるところですが、この場合、南の窓は「断熱タイプ」にして冬の日射取得を優先することをオススメします。

こだわりたい!高性能住宅の鍵をにぎる『窓』もご覧ください。

 

隙間を作らない

しっかりと断熱された住宅は外の熱気・寒気が建物内に侵入するのを防ぐため、
少しの冷暖房エネルギーで室内を快適な温度に保つことができます。

しかし、隙間があっては話になりません。どんどん熱が逃げて、また冷気がはいってきてしまいます。

隙間を可能な限り少なくして、気密性を高めることも重要なポイントです。

床暖房を取り入れる

 

空気には、温まると上昇し、冷たい冷気は下に溜まるという性質があります。
断熱がされていない住宅では、「暖房をつけているのに足元が寒い」という状況になるこがよくあります。高気密高断熱の住宅では、そのようなことはありませんが、熱を逃さない高断熱高気密住宅だからこそ、床暖房を上手く取り入れて、さらに快適な暮らしを手に入れてはどうでしょうか。

 

そして、冬場の快適さには「湿度」も大きく関連があります。

次回は、湿度についてお話したいと思います。

 

家づくりについて、もっと詳しく知りたい!という方は、
お気軽にセイコーハウジングまでお問い合わせください。

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