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リノベ耐震補強、こんな価格でできちゃうの!? 気になる『低コスト工法』とは

地震大国の日本に暮らす以上、家の耐震性は無視できない問題ですよね?

 

こんにちは、徳島で50年以上家づくりをしているセイコーハウジングの元木です。

「古い家を耐震補強したいけど、お金も時間もかかりそう…」と、不安に思われていませんか?

 

そんなあなたに朗報です!

 

実は近年、天井や壁や床をあまり壊さずに短工期・低コストで家を強くできる画期的な方法が登場しています。

 

その名も「低コスト工法

 

ちなみにこちらが、セイコーハウジングにて低コスト工法で耐震補強の施工をした際の壁の写真です。この写真を見ても「これで本当に耐震できているの?」そう、思われますよね...。

低コスト工法事例_完成

だからこそ!今回は、このあまり聞き馴染みのない『低コスト工法』についてわかりやすく解説していきます!

 

◎従来工法と何が違う?低コスト工法の基本

 

まず低コスト工法とは何か、従来の耐震補強工法との違いから見ていきましょう。

 

木造住宅の一般的な耐震改修では、柱と梁を筋交い(金具で固定した斜め材)や構造用合板で補強するため、邪魔になる壁や天井、床を大きく取り壊す必要がありました 。壁一面を剥がして筋交いや構造用合板を入れ直すので、どうしても工期が長くなり、費用も高くつきます。

 

これに対し低コスト工法は、既存の壁や床、天井をなるべく壊さずに耐力壁を追加する工法です。既存部分の解体撤去を最小限に抑え、工事費や工期を大幅に縮減できるのです 。

 

「でもそんなうまい話…本当に耐震強度は大丈夫なの?」

 

そう思われた方、ご安心ください!

 

この低コスト工法は、愛知県の建築研究グループによって強度試験・評価がなされ、公式に認められた一連の耐震補強技術でもあります。つまり「安いけれど信頼できない工事」ではなく、専門家お墨付きの工法なのです!

出典元:徳島県庁HP_低コスト工法について  

出典元:愛知建築地震災害軽減システム研究協議会

 

従来工法と同等の耐震性を確保しつつ費用を抑えるために開発・普及が進められており、現在、徳島県をはじめ、一部の自治体では“構造用合板・金物による低コスト耐震補強”を、補助対象として認め、推奨しています。

 

例えば下の図をご覧ください。

 

耐震壁を増やして補強する場合、一般的な工法では壁全体を一度取り壊して新たに耐力壁を造り直します。一方、低コスト工法の一例では壁の一部分だけを開口し補強材を入れるため、床や天井の復旧工事が不要となるのです。

低コスト工法メリット

出典:徳島県「木造住宅の耐震化(まったなし住まいの耐震化)」

 

では、この低コスト工法を採用すると具体的にどんなメリットがあるのでしょうか?詳しく見てみましょう。

 

◎低コスト工法のメリット

 

低コスト工法には、名前のとおりコスト面での利点はもちろん、他にも嬉しいポイントがたくさんあります。主なメリットをまとめると、以下のとおりです。

①工事費を大幅に抑えられる!

解体や復旧工事が少なくて済む分、材料費・人件費とも削減できます。また、自治体の補助金を活用すれば数万円程度の自己負担で施工できる可能性もあるのです!

 

②工期が短く、日常生活への支障が少ない!

壊す部分が少ないため作業時間が減り、工事期間を短縮できます。騒音やほこりの発生も少なく抑えられるので、工事中の暮らしへの影響が軽減されます。住みながらの施工も場合によっては可能になります。

 

③ゴミ(廃材)が少なく環境に優しい!

既存の壁材や床材を大量に剥がさないため、廃棄物が大幅に減ります 。解体工事が少ない=廃材処分費も減るので、ここでもコスト削減につながります。

 

④浮いた費用で他のリフォームも可能に!

耐震補強にかかる費用を節約できれば、その分の予算を断熱改修やバリアフリー化、キッチン・お風呂のリフォームなど、他の工事にまわすこともできます。耐震性と同時に快適性まで向上させられたら一石二鳥ですよね◎

 

このように低コスト工法は、家計にも居住者にも環境にも優しい「いいとこ取り」の耐震改修と言えます。

 

▼セイコーハウジングでもこのように、低コスト工法を用いた耐震施工を行っております。

低コスト工法_アルミ補強

 

▼冒頭でも掲載したこちらの写真が、実は上記の施工部分の施工後の写真です!

低コスト工法事例_完成

 

では逆に、デメリットや注意点はあるのでしょうか?

 

そんないいことづくめの低コスト工法も、実はすべてのケースでこの工法が適用できるわけではありません。耐震施工は家の状態や状況によっては補強箇所が内容が異なるケースがあり、低コスト工法には向いていない場所もあるのです。

 

だからこそ、セイコーハウジングでは耐震等級分析を丁寧に行った上で、建物全体が目標とする耐震等級1以上(震度6〜7程度の大地震でも「倒壊・崩壊しにくい」とされる基準)に達するように最適な施工方法を組み合わせ、総合的に最もコストパフォーマンスのいい耐震施工を行っています。

 

また、低コスト施工には専門的な知識・技術が必要であり、既存の壁や基礎を残したまま補強するため、見えない部分の構造チェックや金物取り付けの精度など、熟練の施工技術を要する場面があります 。ちなみに、低コスト工法は、どの工務店やハウスメーカーさんでも実施している工法ではありません。

 

だからこそ、コラムを読んで低コスト工法に興味を持たれた方は工務店さんやハウスメーカーさんに『低コスト工法は実施されていますか?』という質問をまずはしてみることをおすすめします。

 

提示された金額よりもっと安い金額で耐震等級1以上の耐震施工ができる可能性も十分あるかもしれません!

 

総じて言えるのは「家は強くしたい、でも費用も工期もできるだけ抑えたい」という願いを叶えてくれるのが低コスト工法だということです。

 

しかも今なら補助金を活用しながらお得に施工できるようになっているので、次のコラムでは、補助金活用に加えて実際に低コスト工法で耐震補強すると家の耐震性がどれほどアップするのか、また南海トラフ巨大地震への備えという観点からからも具体的に解説していきます!

 

◎徳島でリノベーションするなら、セイコーハウジングへ

 

セイコーハウジングは、徳島で50年以上にわたり、地域の暮らしに寄り添う家づくりを続けてきました。特に、断熱や耐震といったにこだわった家づくりでは、多くの実績と信頼をいただいています。

 

✔️「うちの古い家でも本当に耐震補強できるの?」

✔️「全部壊さず、使えるものは残したい」

✔️「費用はいくら?補助金は?」

 

 そんなご相談に対しても、設計から施工まで一貫して、丁寧にお応えしています。また、ライフプランに合わせた無理のないご提案や、補助金制度を上手に活用してお得に家づくりをしていく方法についても、わかりやすくご案内しています。丁寧な職人仕事と確かな目で、“そのご家族らしい住まい”をかたちにする。それが、セイコーハウジングの変わらない想いです。

 

>補助金についてのコラムはこちら

>ライフプランニングのコラムはこちら 

 

また少人数制の相談イベント「リノベcafe」も随時開催しております。「リノベは気になるけど、何を相談していいのかもまだわからない…」という方は、まずは気軽にあなたの理想の暮らしについて一緒にお話ししてみませんか?

 

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